彗星（すいせい）に名前を刻みませんか――。米航空宇宙局（ＮＡＳＡ）は９日、そんな呼びかけを始めた。史上初めて彗星に衝突させる探査機ディープインパクトに、数十万人分の名簿を搭載する計画だ。

探査機は観測機と衝突機からなる。来年１２月に打ち上げられた後、太陽の周囲を５年半の周期で回るテンペル１彗星の付近で衝突機を切り離し、０５年の米独立記念日（７月４日）に彗星にぶつける予定だ。

打ち上げの際、数十万人の名前を記録したコンパクトディスクを衝突機に積んでおく。ＮＡＳＡは「愛する人といっしょに歴史的な宇宙イベントに参加してはいかが」と呼びかけている。

ディープインパクト計画のホームページに姓名を書き込むと証明書が発行される。締め切りは来年１月。無料。

彗星の内部には初期の太陽系の塵（ちり）が含まれている。今回の探査計画は、衝突機がぶつかった際に飛び散る破片や粉塵（ふんじん）の成分を観測機などから調べることで、太陽系の成り立ちに迫るのが目的だ。

というわけ。早速家族４人の名前を刻むよう申請を出した。
すぐに NASA から証明書が発行される。ちなみに私の証明書は以下。

ABE, Shinjiの証明書 (IEのみ表示可能)

いくらディスクに名前を刻もうが、そんなもの彗星に激突すれば粉々の木っ端微塵になるのは目に見えてはいる。
しかし、夢があるではないか！
再来年の夏、空を見上げて子供たちに語ってやるのだ。

「オマエ達の名前があの星に刻まれるんだよ」と。