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2000年11月14日

Windows2000で行こう!

仕事柄、出張は付き物だが、たまに海外へ行かされる。前回は「問題が解決するまで、帰ってくるな!」と言われ、Intel へ単身、しかも強引に行かされたのだが、今回は「ちょっと会議に出てきてレポートしてくれ」という、超お気軽出張である。

というわけで先日、Microsoftの本社(シアトル)に出張へ行ってきたのだが見事に洗脳されて帰ってきた。
お題目は「Microsoft .NET hardware partner conference」というもので、将来の Microsoft の戦略を Hardware ベンダに提示し、その反応を見るといったもの。
それはそれは、世界中から Hardware を供給する IT 企業が揃いも揃って Microsoft 詣でをしているようなもので・・・・そこに紛れているというのも何とも具合が悪かった。

会社ではWindwsNT 4.0を、家では Windows98 SE を使っていたのだが、その話を向こうのエンジニアにしたらケチョンケチョンにけなされた。

おまえ馬鹿じゃないの?!」
「今時そんなOSを使ってるの?」
「あんたは Windows2000 を Hardware にバンドルして売ってるんだろ? それであんた自身が使っていないのは筋が通ってない!」
「自分が使いもしないものを、これはいいぞって言ってユーザーに売りつけている、あんたのその気持ちが理解できない!」
「だいたいきちんと Windows2000 を使ってもいないのに、信頼性だなんだかんだ・・・そういうのは使ってから言え!」
「現状、Windows2000 が Micorosoft の OS 中、最も信頼性が高いのは周知の事実」

終いには、「おいおい、あいつ未だに Windwos NT 使ってるんだってよ」と他の人にまでも吹聴される始末。

言われたことはすべて筋が通ってるので反論できず。

しょうがないので、Microsoft の社員価格で Windows 2000 Professional を買ってきた。たったの20ドルだった。なんと 1/10 の価格である!
当然日本語版は売ってなかったので International 版を買ってきたのだが、インストール時に Japanese を選択すると、なんと 日本語フォントはおろか IME までもインストールされた。
その後の使い勝手は全く問題がない。かえって変にカタカナ混じりの日本語がちりばめられる日本語版よりかっこいいくらいである。

その勢いで Windows 2000 Server も買ってしまった。こいつは帰ってきてから日本語版を買った。
実はそれくらい気に入ってしまったのだ!
もう、会社はもちろん家中のパソコンすべてを Windows 2000 にしたあげく、会社でも「Windows 2000 はいいぞー」と吹聴しまくる始末。

特に Terminal の機能が超お気に入り。すでに Unix の X を越えた感もある。
これは、サーバーにログインする機能だが、画面すべてをクライアントに飛ばしてくれる。
つまり、自分の部屋にあるサーバーに居間のノートパソコンから Terminal でアクセスすると、あたかもサーバーを使っているように見えるというもの。画面を最大化してしまうとノートパソコンに入っている Windows2000 を使っているのか、遠くにあるサーバを使っているのかは全く見分けがつかなくなる。
まさに UNIX の X が、しかもそれ以上の性能で達成されるのだから驚き。

うーむ、完璧に洗脳されてしまったようだ。

投稿者 abeshin : 2000年11月14日 01:58

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