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2009年5月 1日
Rovert Mondavi
日本に帰ってきてからも、結構頻繁にワインは飲んでいる。
アメリカに住んでいた頃はもっぱらカリフォルニア・ワインだったが、どういったわけか、日本ではカリフォルニア・ワインはあまり人気がない。
店で問い合わせても、安物扱いされているようだ。
個人的にはそんなことはないと思っているのだが、実際カリフォルニア・ワインはそれほど見掛けないため、やはりメインはフランスはボルドー産がメインになってしまう。
今回のRovert MondaviのWOODBRIDGEはかなり安めのワインだが、Rovert Mondaviこそカリフォルニア・ワインの王道である。
アメリカに住んでいた頃はさすがにWOODBRIDGEは飲まなかったが、Rovert Mondavi WineryやPrivate Selectionはかなりお世話になったワインでもある。今でも出張に行った際はついついRovert Mondaviに手が行ってしまう。
実は今思えばRovert Mondaviに関して冷や汗ものの思いでもある。
今回はそれを書き残しておこうと思う。
ロバート・モンダヴィ
Rovert Mondavi(ロバート・モンダヴィ)といえば、カルフォルニア・ワインを世界トップレベルにまで
引き上げた立志伝中の男と言われ、彼を抜きにして、今のカリフォルニアワインは語れないと言われている。
一言、Rovert Mondaviといっても、いろいろな種類のワインがあり、また価格も大きく異なる。
ま、写真にある通り、今日飲んでいたのはロバート・モンダイヴィのウッドブリッジで、980円程度である。
でも、ロバート・モンダイヴィという文字を見ると、ついつい買ってしまう・・・・。
実は、いやぁ~安いなぁと思って2本も買ってしまったのであった。
さて、冒頭に書いた「冷や汗もの」の話だが・・・・・
アメリカに赴任が決まり、米国法人の本社に行くことになった。
実際、日本法人から出向という扱いになるめ、とりあえず米国法人の人事課で手続きをしなければならない。
米国法人の本社は西海岸のシリコンバレーにある。どこかでも書いたが、自分の米国赴任の目的は東海岸に開発オフィスを立ち上げることだったので、手続き上、ちょっと西海岸の本社に立ち寄ったという程度である。
とりあえず、一通りの手続きを済ませて、社長に挨拶。
米国法人の社長は、かつて自分の仕事とかなり密接に関わっていたこともあり、面識があるどころか、「おぉ!!久し振り!! 、飲みに行こう!」という感じ。
部下3人引き連れて社長と直々に飲みに行くという事になったのはいいのだが、自分の部下にとっては恐れ多くも社長と!という感じでかなりおとなしい。
そこで、まずはふるまわれたのが、ロバート・モンダヴィが手掛けた最高峰ワインである「オーパス・ワン」である。
当時オーパス・ワンどころかワインのワの字も知らず、グビグビ飲んでいたのだが、やはりウマいものはウマい!! 必然的にドンドン欲しくなる。
しかし、社長を含め他の4人はもういらないという。
「いやいや、もう一本飲みましょう。さっきと同じので行きましょう!」と社長に懇願していた自分がいた。
そんなわけで、追加の一本はほとんど自分一人で飲んでしまった。
無知とは怖いものである。後で一本3万円もすると知ったのはずっと後の事であった。
惜しいことをしたのは、一人で1本半のワインを、日本から到着した日に飲んだため、疲れも手伝ってか、酔いに酔いまくってしまったことだ。帰る頃には、気持ち悪くなってしまい、帰りの車の中で即寝てしまった。
後輩が運転する車がレンタカーが業者に返却するころになって目を覚ました。
その後、訳も分からずそのままホテルに向かったのだが、それはそれは、ここには書けないほどエライ目にあったのであった。
この後、とにかく一発で酔いが覚め、泣きながらスラックスとシャツをバスルームで洗濯し、レンタカーの会社には携帯紛失の手続きを取る等々・・・・早朝東海岸に向う飛行機に搭乗しなければならないというのに、ほとんど寝られない羽目に会うのであった。
ということで、日本でこのロバート・モンダヴィのワインを見るたびに思い出してしまう、楽しい?思い出である。
ワイン自体の味だが、さすがに980円と、廉価なだけあってあまり期待はできないが、最近ずっとボルドー・ワインを飲んでいた自分にとっては、「あぁ、自分はやはりカリフォルニア・ワインからスタートしたんだな」と思わずニヤっとしてしまう。
オリジナルのロバート・モンダイヴィとまではいかないが、やはり米国で何度も飲んだだけあって自分の好みに近い。
他の千円以下のワインよりはずっと良いと思ったのであった。テーブルワインとして常備しようかな。
ステーキ
ちなみに、今日は父親の私がステーキを焼く日でもあった。
米国帰り以来、嘘か真か分からないが、自分の焼くステーキは、そこら辺のステーキハウスよりずっと美味しいとみんなが言う。ちなみに米国時代のステーキについては「US日記19」にチラっと書いてある。
今日は試しに、サイズ、厚さを肉屋に指定して切ってもらった一枚2千円の国産ステーキと、その辺のスーパーで買った1枚150円のニュージランド産のステーキ肉をそれぞれ2枚ずつ買って、食べ比べてもらった。
食する際はもちろん、アメリカスタイルで、まずはパンから。外側がカリカリのフランスパンを出す。
バターで食べてもいいが、お勧めは岩塩を大きめに砕いてオリーブオイルに浸し、それをつけて食べる。娘は気に入ったようだ。自分ももちろん、オリーブオイル+岩塩派だ。
その後、スープを出してから、ステーキだ。
ステーキというと、ソースにこだわる向きもあるが、自分は塩+コショウのみ! 余計なものは一切使わない。これが一番肉のうま味を引き出す。
さて、やっぱり高価な国産ステーキが美味しいという結論に至ったわけだが、150円の激安でもこれしか出なかったらそれなりにイケルとの家族からの返事。
決めた、今後は安い肉でいこうっと!
投稿者 abeshin : 2009年5月 1日 20:15