« スマホは何がいいの? その4 - 各種記録の自動保存 | メイン | サッポロ・ビール園 »

2011年7月16日

スマホは何がいいの? その5 - クリップツールによる共有

先日、ガラケーを使っている人から、スマホのどこがいいの?と聞かれたが、簡単に言うと、良くも悪くも様々なクラウドサービスから逃れられなくなる。特にAndroidの開発元のGoogleの束縛が一番キツイ。
色々説明したのだが、「そんなことできるんだぁ!?」と驚かれた。
スマホ使いにとっては常識でも、ガラケーの世界とはかなり異なるので、改めて書いておこう。
の、その5

最強クリップツールEvernote
もう改めて説明する必要はないと思うが、Evernoteは最強の情報共有クリップ・ツールだと思う。
普通にPCでもその力を遺憾なく発揮するが、スマホと連携するとぐっと利用価値が高まる。

Evernoteを使ったことがない人のために一応説明しておく。
Evernoteはこれまたクラウドに情報をストアして、様々な場面でその情報を呼び出して使うものだ。
単なるストレージ・サービスと何ら違いがないように思われるかもしれないが、ファイルではなく「コンテンツ」として保存される。これがすこぶる便利なのだ。

Evernoteをフルに活用するには、Evernoteアプリだけでなく、WebブラウザにはEvernote Add-Onをインストールしておくなど、それなりの前準備が必要だ。手持ちの全てのPC/Note-PC/スマホにインストールしておくと、最強の情報共有ツールになるのだ。

では早速一例を。

自分、大量の情報を取捨選択して吸収するために、WebブラウザでRSSフィードの情報をもとにアチコチ、ザッピングの如くページを斜め読みしては、次から次へと色々なページにジャンプしまくっているのだが、下記の様なページが現れるとする。

「なに?! ほとんど動かず効果バツグンのお腹引き締め術だと?」と、ここで読み始めてはいけない。あくまでも今は情報の取捨選択フェーズだ。とにかくタイトルとその先を少し斜め読みして、読む/読まないだけを決めるのだ。
「おお、これは面白い。後でじっくり読もう」
となったら、すぐにWebクリップだ。

ブラウザのEvernoteボタンをポチッとおせば、その時の設定に依存するが、URLだけ保存したり、場合によっては、Webページ全体が写真含めて、そのまんまクラウド側のストレージに保存する事も出来る。そうしておくと後でページが無くなろうが、Webサイト自体が無くなろうが情報はちゃんと残しておける。こんな感じで気軽にポンポンとボタンを押しまくっていくのである。

さて、暇になった。そんな時はEvernoteにアクセスだ。

Evernoteには渾然一体となって、写真やテキスト、音声データ、Webページなどありとあらゆるコンテンツが放り込まれている。
上の写真は、先ほどのお腹が凹むページだ。ちゃんと全文保存されているので、じっくり読める。
ということで、エライ前置きが長くなってしまった。Evernoteの魅力はこんなもんでは語りつくせないが、スマホの話がメインなのでこの辺にしておく。

で、スマホのEvernoteアプリはこんな感じだ。

ちなみに、44記事が放り込まれたままになっており、右の2段目にお腹が凹むページが見える。
大量にクリップしておいた情報を、電車で移動中など、時間のある時にスマホでゆっくりWebページが読める。

これは、PC->スマホ方向だがもちろん逆も使える。
スマホで写真撮影してあとで、PCで使いたいときはEvernoteのスナップショットを使えばよい。
Evernoteを起動して「スナップショット」を選択すると、カメラが起動する。

そこで普通に写真を撮るだけで、Evernoteのストレージに写真データがすぐに送られる。
ちなみに、先ほどのスマホのEvernoteを起動した画像の一番上が、この糖質ゼロの発泡酒を撮った時のクリップ情報だ。
何らかのタグを付けて保存すれば、後で目的の写真を簡単に検索することもできる。

写真だけでなく、動画や音声などもクリップとして活用可能だ。
自分は、気に入ったシーンや、風景などを見つけるとすぐにスマホで写真に撮るのだが、ほとんどの場合はEvernote経由で撮影することが多い。後で、facebookやBlogなどで引用することが多いからだ。

ということで、今回はちょっとだけEvernoteを紹介したが、非常に強力なクラウド・ツールなので、スマホと連携させて使うことを強くお勧めしたい。

投稿者 abeshin : 2011年7月16日 00:32

コメント

コメント投稿




   保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)