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2011年7月29日

スマホは何がいいの? その7 - VoIPで無料通話

先日、ガラケーを使っている人から、スマホのどこがいいの?と聞かれたが、簡単に言うと、良くも悪くも様々なクラウドサービスから逃れられなくなる。特にAndroidの開発元のGoogleの束縛が一番キツイ。
色々説明したのだが、「そんなことできるんだぁ!?」と驚かれた。
スマホ使いにとっては常識でも、ガラケーの世界とはかなり異なるので、改めて書いておこう。
の、その7

VoIPソフト
今まではスマホとクラウドの連携ネタがメインだったが、今回はちょっと毛色を変えて、スマホの電話としての通話機能についての話。

いきなり「VoIP」という言葉が出てきたが、これはVoice over IPの略で、インターネット・プロトコル(IP)の上に音声(Voice)を載せて通信を行う技術の事だ。この技術を利用したのがIPフォンで、話した音声がデータとしてインターネット上を流れていく。
これの良い点は従来の通話料金という縛りから解放されることだ。インターネット上はありとあらゆるデータがやり取りされており、それら個々に課金されることはない。そこに音声を流してもやはり無料なのだ(もちろん、インターネットというインフラを使う以上、インフラ使用料という料金は掛かる)。
我が家のNTTの固定電話もかなり前からIPフォン(光電話)に変わっており、旧来のアナログ電話の使用感と何ら変わらない。

PCなどでもSkypeという非常に便利なVoIPソフトがある。Skype同士なら全世界どこと電話しても無料だし、お金をチャージすれば、一般電話にも格安で電話を掛けることができる。自分もやむなく、家から米国の電話会議に参加する場合はSkypeを利用している。1時間くらい話しても100円ちょっとなので、特に痛くもない。

もちろん、スマホでもSkypeが使えるし、Skypeをインストールしているソフト同士なら、インターネット経由での音声の送受信扱いなので、何時間話しても通話料無料だ。ということで、Skype使いましょう・・・・・と言いたいところだが、お勧めはViberだ。

VoIP最強? Viber
ここまで、Skypeの話をしてきたが、スマホでのSkype使用は色々と欠点があり、特に相手のSkypeのIDを知る必要があり、それを登録したりととにかく面倒。
しかし、このViberはスマホの電話番号をそのままIDとして使用するため、相手の電話番号を知っていれば、インストールしてすぐにでも使えるのだ。

インストールに続いてSMSを利用してアクティベーションを行うと、自分の電話帳と同期される。この際、Viberをインストールしているユーザーには名前の右側にロゴが表示される様になる。右の写真はViberユーザのみを表示した結果だ。
残念かな、私の知人でViberを使用している人は、まだ2人しかはいないようだ。

注意:アクティベーションは海外からのSMSを介することになるが、これに対応していない場合(イーモバもそうだった)、Click Hereを押して、認証用の電話を掛けてもらうことになる。4桁の数字が機械的に読み上げられるので、それをメモって認証コードとして入力する必要がある。

これをインストールした後、電話を掛ける際は全てViber経由でもよいのかもしれない。Viberは相手がViberのユーザかどうかを自動的に判断してくれるので、もし相手がViberユーザならViberのVoIPで通話が行われ、非Viberユーザなら通常の電話回線で電話を掛けてくれる。とにかく普通の電話と何ら変わらなく、シームレスに利用できるのが良い。
難点は、あまり日本語の事を考えていないようで、電話帳の並びが「あいうえお」順でなかったりと、今後の改善に期待したいところだ。

という訳で、出来るだけこのViberが普及してくれれば、無料通話の仲間が増えるので、インストールすることを強くお勧めしたい。

投稿者 abeshin : 2011年7月29日 00:38

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