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2009年8月26日

携帯でスポーツ

GpsTitle.jpg
EMobile S21HT + GPS Cycle Computer / Google Earth

最近、スポーツをアシストする携帯電話が登場しており、特にAUが力を入れているように思われる。
例えば、Run&Walkもその一つだ。
具体的にはランニングやウォーキング中に、距離、タイム、速度、消費カロリーの確認、「MAP画面」にて地図の確認が出来る。これらはカーナビと同じで、GPSの機能によって提供されている。

さて、先日の携帯のエントリでも話題に挙げたが、スマート・フォン(Windows Mobile携帯)なら、同様の機能を簡単に実現できる。

上に掲げた写真はイー・モバイルのスマートフォン S21HTでGPSロガーを起動して、いつもの5Kmのコースをジョギングをして戻り、そのデータをGoogle Earthで読み込ませたものだ。
青色の経路が実際に走った軌跡を示している。
(ま、自分の家がどこにあるか分からないように、実際にはスタート/エンド部分のデータは削除してあり、青く見えているのは5Km中、4.2Kmの部分だけ)。

GPSロガー

GPSロガーとは、一定の時間間隔でGPSで緯度と経度を計測し、ログを採っていくものである。
時間も記録しているため、緯度/経度だけでなく様々な情報も導き出せる。
例えば、下は4.2Km走った際のGPSロガーの画面表示である。

GpsLogger.jpg

まず左側の数値だが、
00:23:38は、計測時間。つまり、4.21Kmを23分半で走ったことを示している。
時速7.4Kmは現在のスピードを示しているが、このスピードは正にGPSロガーを停止させた時の値だ。
実際にはこの値は走っている間中、リアルタイムで変化する。自分は5Kmを時速10Kmで走ることを心がけているので、ここの値を見ながらスピードを調整して走っている。従い、右側の平均速度は目標通り時速10.7Kmとなっている。

このように、携帯を時計のように腕に巻きつけておいて、チラチラと、この画面を見ながらペースを維持して走るという寸法だ。
特に現在の走っている速度がリアルタイムでわかり、それまでの平均速度も見られるので、走っている最中にペース配分を考えるのにも好都合だ。

Google Earth

GPSロガーは「ロガー」というだけあって、様々な情報を保存するのだが、最終的にはKMLと呼ばれるフォーマットに変換してPC等で活用することができる。
KMLとは、Google Earth、Google マップ、モバイル Google マップなどの Earth ブラウザで、地理データの表示に使用するファイル形式である。
ま、中身をのぞいてみれば分かるが、緯度と経度を列挙した、何の他愛もない単なるXMLファイルの一種と思えばいい。

実際にGoogle Earthに読み込ませてみたものが、一番最初に載せた写真だ。
下はもう少し拡大してみたもの。走った軌跡が青色で示されている。

GoogleEarth.jpg

国立市の多摩川沿い、国道20号線の石田大橋あたりの拡大だ。
右上には戻ってきた際の軌跡が見えている。
(しつこいようだが、途中でロガーを停止させているので、道の途中でぷっつりと軌跡が切れている)


という訳で、スマートフォンは使い方次第で色々なツールに化けるので、かなり奥が深い。
正直、単なる携帯として使う頻度よりも、インターネットのアクセス端末、スケジュール管理の他、こういったツールを使用している時間の方が長いかもしれない。

投稿者 abeshin : 2009年8月26日 00:08

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