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2010年4月30日

クロスバイク

CrossBike2.jpg
風の道(多摩川)とクロスバイク

自分は通勤用としてマウンテン・バイク(いわゆるルック車)に乗っているのだが、購入してから6年も経ち、あちこちガタがきている。

下の写真がその株式会社東部社のマウンテン・バイク類型車だが、半年ほど前に後輪の変速機のワイヤーが切れてしまい、それ以来固定ギア状態になってしまっている。また、雨が降るとサドルの穴からスポンジに水が染みみ、乗ると体重で水が絞り出されて、お尻がびしょ濡れ状態になる。あちこちが錆びてしまってボロボロであり、そういった場所を挙げるとキリがない。

MTB.jpg
撮っている時は気付かなかったが、犬がこちらを覗いている。

いつか直そう、直そうと思っていたのだが、なかなか時間が取れないまま、自転車の劣化がどんどん進んでしまっていた。

wire.jpg sadle.jpg stand.jpg
左:切れたワイヤが錆びて上に伸びている / 中:サドルも穴が広がっている / 右:スタンドも錆びだらけ

アメリカ単身赴任の間、1年間放置された時もボロボロとなり、タイヤ交換、ワイヤ交換等々で1万5千円くらい掛ってしまった記憶がある。
今回はそこまで掛るとは思えないが、所詮ルック車、直すくらいだったら、新しいのを買った方がいいのではないかと思い始めていた。

クロス・バイク

先日、飲み屋で常連客と自転車のことを話していたら、ちょうど乗っていないクロス・バイクが余っていると言う。ブリヂストンサイクルのOrby700で、5万円弱するものだが数カ月しか乗っていないので1万円で譲るというのだ。これはラッキーだ。
早速引き取って来たのが下の写真だ。

Orby700.jpg

上のマウンテンバイクの写真と比較しても、かなり細身でスタイリッシュだ。
しばらく使っていなかったせいか、埃だらけだったが洗ってみるとピカピカの新品同様である!
これは良い買い物をした。
通勤に使うのでまずは泥除けを付ける(上の写真はすでに装着済み)。

Fender.jpg泥除けのタイプにもいろいろあり、サイクルショップにも多くのものが並んでいる。大きく分ければ2種類で、一般的なママチャリに付いている、細くてタイヤにフィットするようなタイプと、前出のMTBに付いている様な、少し大き目でタイヤから若干離れているタイプだ。前者は何となくダサイというイメージがあるが、後者はクロス・バイクに似合わない感じがする。

standNew.jpg悩んだ末、結局左の写真のように、ぴったりフィットするものを選択した。色も黒で車体と合っており、なにより目立たないのでママチャリの泥除けの様なダサさ感がない。

さて、車体の黒と合っていないといえば、銀色のスタンドが浮いている。スタンドくらいどうでもいいやと思っていたが、見れば見るほどそこだけ安っぽい。

どうにも我慢できなくて、結局同じ黒で少し格好いいものを買ってきた。
実際、スタンドにそんなに金かけるのか?という気もするが、これでかなり締って見える。

AirInput.jpg 次はタイヤの空気を入れようとすると、見たこともない形状の口だ。家にある普通の空気入れでは対応していない形だ。
調べてみるとこれはフランス式と呼ばれるもので、高圧のロードレース用の自転車に用いられるタイプらしい。我々が普通の自転車で見ている形はイギリス式だそうだ。
AirPump.jpgフランス式をイギリス式に変換するパーツも売っているのだが、やはりちゃんと対応した空気入れを買うことにした。なぜなら、このタイプの自転車のタイヤは高圧力を要するからだ。

タイヤには必ず推奨される空気圧が書いてある。ママチャリは300KPa、マウンテンバイクはちょっと高めで400KPaだ。
しかし、このクロスバイクに付いている700cと呼ばれるタイヤの推奨空気圧はなんと725KPaだ!こんな高圧、500円で買ってきたような普通の空気入れでは、到底発生させることのできない圧力だ。

さっそく、黄色の目立つ空気入れを買ってきた。
既にこの時点で、カミさんは呆れている。安い買い物をした、1万円で済んだと言っていた筈だが、(カミさんから見れば)どんどん余計な出費が増えている。

Pressure.jpgそれにしても、この725KPaというのはかなりの高圧力だ。この高圧力用の空気入れを持ってしても、簡単にそこまではいかない。
タイヤといえば、もうパンパンだ。とあるWebの解説には、700KPaの空気圧を手の感触で覚えこませておけば、圧力計がない場合でも大丈夫と書かれていたが、400KPaを超えたあたりからもう一緒。とにかくパンパンに硬い。

走る悦び

さて、空気も推奨通り入ったし、後は試し乗りだ。
早速、多摩川のサイクリングロードに行く。

Cycling.jpg

おぉ!なんだこのスピードは?!
自転車ってこんなにスピードが出るもんなのか?

シティ車(ママチャリ)、マウンテンバイク類型車しか乗ったことがない自分にとっては驚きのスピードだった。とにかく軽い。漕げば漕ぐだけスピードが増す。
ただ、どんなデコボコ道もブロック・タイヤとサスペンションで吸収してくれた前の自転車と違い、道路の凹凸には非常にセンシティブだ。タイヤの硬さも手伝ってか、路面の感触がすべてビンビン手に伝わってくる。

気持ちいい!
久々に「走る悦び」を感じたのであった。
満足満足。

投稿者 abeshin : 2010年4月30日 19:01

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