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1998年9月10日

デジタル・ビデオを購入!

もう 5 年ほど Canon の Hi-8 Video Camera を使っているのだが、どうも調子が悪い。
いつもではないのだが、録画したものを再生してみると画面が大きく縦揺れし、音声も途切れ途切れになる。ちょうど VHS などでトラッキングがずれているような感じ。
Sony の Hi-8 Video Deck の方で再生しても駄目。
もちろん、ヘッドクリーニングをかけても効果なし。こりゃ故障かな?

いつもそうなるわけでもないので、ちょっとした故障だと思うのだが・・・・・

えーい!新しいカメラを買っちまえ!
それもデジタル・ビデオ・カメラだ!

調査

色々調べたのだが、やはりカメラは小さいのがベスト。多少 機能、画質が劣っていても、さすがにデジタル・ビデオとなると家庭で使う分には見分けがつかない。今回は画質より小ささを重要視したい。
サイズは非常に重要である。というのも現在の Hi-8 は 1kg 程もあり、その大きさと重さから持ち歩くのがめんどうになり、せっかくの撮影機会を逃すことが多いからだ。

で、パスポートサイズの縦型を購入することにしたが、候補としては

MakerNamePrice(Yen)CM
SonyDCR-PC1235,000「パスポートサイズ!」
PanasonicNV-C1230,000Kinki Kidsの「手のひらサイズだ・・・」
VictorGR-DVY220,000ペンギンの CM でおなじみ

とした。それにしても高い。いずれも本体のみの価格で、バッテリーはなし。
それら付属キットを入れると 25万円。実売でも 19万くらいはするだろう。

まずは WWW 巡りをして感触をつかむとする。

調べたところによると、一番人気のあるのは実は Sony DCR-PC1 の一世代前の旧機種である DCR-PC10 であることがわかった。
先ほどの 3 機種はいずれもデジタル・ビデオの心臓部分にあたる CCD が 1/4 インチであるのに対し、DCR-PC10 は 1/3 インチ、つまりこっちの方が画質が高いのである。
さらに DCR-PC1 はサイズを小さくしすぎるあまり、バッテリーが長持ちしない。

さらにサンプル画像などを比較しても DCR-PC10 の方がシャープである。人によっては「PC1はスペック・ダウンだ」と言い切る人もいた。

DCR-PC10 のレンズはかのカール・ツァイス(ドイツ製)である。当初は画質は重視しない方向だったが、これならば大きさ、画質とも十分満足がいく。

Sony DCR-PC10 で決まりだ!

PC10探し

旧機種であるから多分かなり値崩れしているだろうと思っていたが、それほど安くはない。最安値は秋葉原でキット付きで 160,000円。しかしさすがに一世代前だけあって、在庫がない。

困り果てて諦めかけていたのだが、あるディスカウント・ショップの店員から友人が経営している店に、まだ多少在庫があったはずだと教えてくれた。
この時点で秋葉原価格を諦めた。ところが、「幾らで欲しい?」と聞く。税込み 150,000円と言うとすんなり OK してくれたのである!

聞けば、その友人は PC Shop なのであるが、AV 器機に手を出したが全然売れず。
そこで在庫を捌くために安く買ってくれる人を探していたのと言うのだ。
うーむ、なんたる偶然!本当にラッキーであった。

早速、その店員の自宅(昭島市)まで行き、手渡しで現金と交換。さらに一本 2,000円のテープを 2 本付けてくれた。至れり尽くせり状態である。

とにかく破格の安値で、遂に DCR-PC10 を入手したのであった!

比較

まずはそのサイズ。
左は Canon の Hi-8 Video との比較。右は Sony Walkman との比較である。

Walkman との比較を見ればはっきりするが、とにかく小さい!
ちょうど Walkman より一回り大きいだけである。重さも 500g とかなり軽い。
Canon の 1Kg と比べると雲泥の差である。

試写

これは実際にデジタル・ビデオからパソコンに取り込んだ画像である。
デジタル・カメラで換算すれば 35 万画素であるが、 jpeg 圧縮されずに (正確には DV 圧縮されるのだが、圧縮率が低い) テープへ保存され、しかもレンズがカール・ツァイスを使用していることから、非常にシャープな映像かつ、自然な色合いをしている。

ちなみに、先ほどのカメラ本体を写した写真は 35 万画素のデジカメを用いたが、そちらと比べても画像の繊細さ、シャープさは比較にならないほど差がある。そもそもデジタル・カメラに付いているレンズは非常に貧弱なレンズである。それとカール・ツァイスを比較してはかわいそうかもしれない。

投稿者 abeshin : 1998年9月10日 02:58

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