実は、足りない中音域と低音の厚みを持たせるために、5.1 Chの他に、ミニコンポのスピーカーで中低音域を補って使用してきた。
ところがそのミニコンポも、もう１０年程経つシロモノであり、あちこちガタついてきていた。
CD はそのまま DVD プレイヤーで再生できるし、ダブル・カセット・デッキは今や無用の長物である。ラジオに至っては一度もこのコンポで聞いたことがない。
一応DOLBY Prologic SrroundのDSPも搭載しているが、こんなものに一度もリアスピーカーを繋いだこともないし、そもそもDOLBY Prologic自体が駄目駄目である。

というわけで、そろそろこのコンポを廃棄する時期に来ている。しかし、ホーム・シアターには欠かせない中低音アンプ＆スピーカーとなってしまっており、捨てるに捨てられないというジレンマに陥っていた。

総入れ替え

しょうがないので、このミニコンポの代わりを購入することにした。
今更ミニコンポは要らない。となれば、ホーム・シアターに特化したほうが良い。
早速いろいろ調べ始めた。

うーむ、今回は色々迷った。
やはり、AAC対応だよなぁ。DOLBY Prologic II もいいなぁ。
ということで、DENON、ONKYO、YAMAHAの３社に絞られた。
一番欲しいのは DENON だが、入力系統が随分と少ない。オプティカルはたったの１入力しかない。
考えるところあって、少なくとも３入力のオプティカルは必須である。
DENON のもう一つ上の機種なら３入力である。しかし、予算の都合もあり、それは買えない。
ONKYO は品薄で、すぐに手に入らないと言われた。
YAMAHA は最も DSP が優れており、DSP で選ぶなら YAMAHA が一番である。
ただし同じく予算の都合で上位機である AAC や、Prologic II 対応機種は買えない･･･

● オプティカルの入力数を我慢してAAC, Prologic II をとるか？
● 納期を我慢するか？
● オプティカルの入力数及びDSP優先にして、AAC, Prologic II を捨てるか？

うーむ、いきなりのハマりこんでしまった・・・
ということで、最終的にオプティカルの入力数は捨て切れず YAMAHA に決まった。
AAC にしても外部デコーダで解決することもできる。Prologic II は諦め。YAMAHA の優れた DSP なら Prologic II 相当も出来るだろう。
スピーカーは DENON の System 11 を狙っていたが、実際聞いてみると思った程よくなく、予算オーバーだが、もう一ランク上の YAMAHA のスピーカーにした。

YAMAHA DSP-AX620

DSP-AX620 は YAMAHA の DSP AV アンプの９機種中下から３番目に位置する機種である。
本当はもう一ランク上の AX1200 を狙っていたのだが、スピーカーも購入する必要もあり、このあたりで断念した。

実際に聞いてみたが、やはり YAMAHA の DSP はすばらしい。
私が所有している SONY の DVD Player は DOLBY DIGITAL, DTS デコーダ、DSP 搭載という、結構いいものを使っていたのだが、私はどうも SONY の DSP が好きになれず、常に OFF にしていた。
しかし、YAMAHA の DSP は常に ON にしたくなる出来栄えである。

実際に家で聞き比べてみてこんなに違うとは思わなかった。

YAMAHA NS-P610

NS-P610 は、もともとバラバラに売られているスピーカーを、5.1 Ch 用にまとめて発売されたものである。
上のアンプより高額。本当はもう一ランク下のスピーカーでもよいと思っていたのだが、実際に音を聞いてその差に愕然としてしまった。

セッティング

本当はもうちょっと左右のスピーカーを開きたいのだが、リスニング・ポイントの位置とリアが若干近めの為、さらにリア・スピーカーを開かなければならなくなる。しかし後ろにそれほどの余裕がないため、まずはこの位置で様子見。
やっぱ、テレビがしょぼいなぁ。左右のスピーカ間隔と同じくらいの大画面が欲しいな。
決めた！次はテレビ！

ジャンク品発生

というわけで、また大量のジャンクが発生してしまった。
5.1 Ch スピーカーは引き取り手が決まっている。
BSチューナーつきVHSはまだ何かに使えそうな感じ。取っておこう。
ミニコンポは廃棄。
一番上に乗っかっている、AV セレクターもまだ何かに使えそうかナ。