これ、同じ人(業者?)が「本物」と称して別々に出品していたもの。
超分かりやすいですね。

COACHはシグネチャの模様の左右対称に非常に気を使っていて、模様は常にバッグの真ん中から左右対称となっている。
また、特に真ん中の処理はどれも同じで、真ん中の二本の縫いがある帯の模様が、上の写真のようにズレていることは、決してありえない。
以下は本物。

というわけで基本中の基本。この類のものは遠くから見ただけでも分かってしまう。
でも結構多いんだよね。

これらも模様ズレ。ポケットの部分もズレている。後で説明するが右の方は革の質も最悪。
本物はポケットの模様なども、きちっと左右対称で合わせてくる。
以下は本物。

次は材質。模様は確かにズレていない、しかしこの革の品質は無いだろう！というのも多い。
もともとCOACHは革が専門の職人のカバン屋で、実際、本物のバッグの革部分には厚みと独特の処理があり、こだわりを感じる。(個人的には、少し高いがCOACHのオール革のバッグのほうが絶対に良いと思う。シグネチャのようなチャラチャラした模様はいらん！）

ところが、偽物だとこうなってしまう。左が偽物。右が本物。今回並べたのは同じ品番、同じ色のダッフルである。

左の革は合成皮革？こんなペラペラじゃ駄目だろう。右と比較して欲しいが、とにかく革の質感が全く異なるのが写真でも分かってしまう。
一生懸命COACHの袋を写しているけど、本物見たことがある人にとってはすぐにバレる。
まぁ、偽物作って本物より製造コスト高くなったら本末転倒なので、安っぽい革を使っているのだろうが、ある意味ここが偽と本物を見分けるポイントなのかもしれない。

これを落札した人(１万円後半だったかな)、届いて驚くだろうな。その、あまりの安っぽさに。

次も笑ったなぁ。

これ、同じ型番で色違を購入した事があったからすぐに分かった。
下は本物。

左右端下の裁縫だけど、偽物は３本入っている。一回り大きい品番#10403は３本で良いんだけど、この一回り小さいタイプの#10402は２本。惜しいねぇ。
あと、偽物は白い部分の革もペラペラ。さっきのと同じ。
やはり自分で買ったものは良く見ているので、些細の違いでもすぐに気づいてしまう。
ちなみにこれも２万くらいで落札されていた。酷いもんである。

というわけで、オークションはちょっと見ただけで偽物だらけ。他にも財布などもあったが、これも自分で買ったことがあったのですぐに偽と気づいた。
いろいろ紹介しようと思ったが、多すぎて途中で飽きちゃいました。
まぁ、本物もあるのだろうけども、とても危なくてこんなところでは買えない。

皆さんも気をつけましょう。