« 2007年2月 | メイン | 2007年4月 »

2007年3月26日

US日記22 ~帰任日決定~

GreenLine.jpg

さて、USに赴任してから早10ヶ月である。1年の赴任期間なので5月には日本へ復帰。
というわけで、詳細な復帰の日付が決まった。
5月7日(月)に、日本の会社に出社である。

なんと、GW明け早々。GWがもったいないので、4月29日にUSを発とうと考えている。
従って、実際の赴任期間は11ヶ月10日となりそうである。

出張者が日本からよく来るのだが、彼らは週末を利用して観光地めぐりに励んでいた。
何度かそれに付き合ったりしたものだが、一人ではあまりそういった場所には行っていない。
というのも、住んでいるんだから、いつでも行ける、と思ってしまうヤツである。
ちなみに東京に14年ほど住んでいるにもかかわらず、東京タワーに行ったことがないのと同じである。

4月末まで週末は5回しかない! そう思うと、急に「今のうちに色々行かねば!」と思い出した。

Station.jpg

上の写真の駅の看板の拡大。
"Museum of Fine Arts" そう、今週末はボストン美術館である。

BostonMusiam.jpg

外から見た建物は、コンクリートの塊のようで見てくれはあまり良くないが、とにかく多数の美術品が収蔵されている。
絵画だけでなく、エジプト時代~ギリシャ時代~ローマ時代の古い美術品も多数あり、とても一日で回れるような量ではない。
日本の美術品も多数収蔵されており、非常に興味深かった。

mu1.jpg mu2.jpg

左はエジプトの展示品。右は美術館の天井を撮ったもの。
写真をバシャバシャ撮れる様な雰囲気ではなかったので、写真はあまりない。

mu3.jpg

上の写真、ちょっと分かりづらいが、子供たちが床に座って、クレヨン、色鉛筆などで美術品を模写していた。このスペースはそういったことが許されている雰囲気だった。
本物の美術品を前にしての模写。子供たちにとっては本当に良い勉強になるだろう。


というわけで、今週末が終わってしまった。
今後の予定だが、来週はニューヨークに行こうと思っている。自由の女神、グラウンド・ゼロ、エンパイア・ステート・ビルなどを観光予定。
再来週は少し足を伸ばして西海岸(実は出張ついでだが)。

残り少ないUSでの生活を思いっきり満喫しようと思っているところである。

投稿者 abeshin : 06:32 | コメント (0)

2007年3月25日

Duckhorn DECOY 2004

Decoy_070325.jpg

名称Duckhorn DECOY 2004 (ダックホーン・デコイ)
赤 (カベルネ・ソーヴィニヨン 49%,メルロー 22%,プチ・ヴェルド 15%,カベルネ・フラン 14%)
原産米国、カリフォルニア州 ナパ・ヴァレー
値段$33

一万円近くするダックホーンのセカンド・ラベル的存在の赤ワイン。
至って普通。普通といっても$33の値段に対する評価。それなりに美味しい。
多品種のブレンドでボルドーのような味わい。

評価:★★★

帰りの飛行機のエコノミーで飲んだ赤ワインは全然NG!
日本に帰って、2千円程度のワインを飲んでみたが激しくNG!
居酒屋でも高いのを頼んでみたが、雑味が酷くてこれもNG!

以前は全然気にしてなかったのに。
そもそもミディアム・ボディーは飲めん。フル・ボディーしか受け付けない!
いつの間にか、赤ワインに対する舌が厳しくなっている・・・・

ちなみにこのデコイは日本での定価は5千円。
日本に帰ってこんなの続けていたら赤字だ!
安くて美味しいのを探しておかねば!

投稿者 abeshin : 07:40 | コメント (0)

2007年3月24日

Hardy Pond

land1.jpg

家の前の沼。
空が青白く光り、怪しい雰囲気を漂わせていたので撮ってみた。
実は周りはほとんど真っ暗で、30秒の露出。

land2.jpg

ちょっと前まではこんなに真っ白だったのに。
ボストンにも春が来たようだ。

投稿者 abeshin : 13:55 | コメント (0)

2007年3月20日

US日記21 ~凄いぜ!プラチナ~

Platinum.jpg

先週一週間、日本へ出張で戻っていた。
今回、初めてANAのプラチナ・カードを使う機会を得たわけだが・・・もう扱いが全然違う!こりゃ、元のノーマル・メンバーには戻れません!

搭乗

ボストンから成田への便。毎度のこと激安チケットなのでビジネスへのアップグレードは不可。
乗り継ぎ空港のシカゴで、プレミアム・エコノミーに上げてもらう。
「プレミア・エコノミーの最前列を確保してあります。」
うぉ!これは嬉しい。プレミアム・エコノミーの最前列は思いっきり足をまっすぐ伸ばせるので、ビジネスほどではないものの、かなり楽である。
さらにわがままを言ってみる。
「隣に人が来ないよう、ブロックしてもらえますか?」
「分かりました。混み具合にもよりますが、お隣の席に人を入れないようにします」
凄い凄い!

今まで知らなかったが、どうもプレミアム・エコノミーの最前列はダイヤモンド、またはプラチナ・メンバーのために別途確保しているようだ。
便によっては、最前列に誰も座っていない場合があり不思議に思っていたのだが、そういうカラクリだったのか。

搭乗も最優先で機内へ。うーん、本当に楽だ。

機内

座っていると、キャビン・アテンダントがやってきた。
「阿部様、いつもご搭乗大変ありがとうございます。」
おお、わざわざ挨拶までしてくれるのか?! 慣れてないもので、なんか恥ずかしい。

食事の際も、
「阿部様、どちらがお好みでしょうか?」と、またも名前で呼ばれる。
激安チケットのエコノミーの客なのに・・・、こんなにも扱いが違うのかぁ。

さらに、機から降りる際も再度わざわざ挨拶にやってきた。
もう至れり尽くせり状態である。
ボストン-成田、往復10万円弱の激安チケットでここまでされると逆に申し訳なく思ってしまった。


というわけで日本に帰ってきたのだが、その逆はもっと楽だった。

成田空港

さてチェックイン。エコノミーのカウンターはいつも通り混み混み。
今回は素通りしてとっととゴールド・メンバー専用のチェックイン・カウンターへ。
空いてるし、挨拶も含めてやっぱり扱いが違う。
帰りも同じように、プレミアム・エコノミーの最前列になる。
チェックイン後、優先検査場を案内される。

今まで知らなかったが、一般の保安検査場の脇の方にアライアンス・ゴールド・メンバー専用の検査場があった。そこはガラガラ。なんて楽なんだろう。

出国審査後、ANAのラウンジへ。
ビジネスに乗った際に何度か利用したことがあるが、今度からはいつでも入れるのだ。
ジュース、軽食は好きなだけ飲み放題、食べ放題。静かで落ち着いているし、やはり良いものは良い。

シカゴ空港

機内ではまたも名前付きで呼ばれる。最初恥ずかしかったが、だんだん慣れてきた。
ほとんど疲れも無くシカゴ空港へ。一旦荷物をここで引き取らなければならない。

ここでもまた楽であった。
カバンにPriorityと書かれた赤いタグが付けられ、ファーストクラス、ビジネスクラスと同じ扱いで、ほとんど最初の方に出てくる。
さて、もう一度US国内の保安検査場へ行かねばならない。

行ってみると凄い混み具合!あちゃー経験からして30分はかかるなぁ。
そうだ、今日の自分はいつもと違うのだ!ゴールド・メンバーの検査場へGOだ!

ガラガラだ・・・・。
隣で長い行列を作っている一般客を尻目にさっさと検査場をパス。
なんて楽なんだ! こりゃやめられません!

でもってUnitedのラウンジ、レッド・カーペットで一休み。
こちらも非常に静かで、USのビジネスマンがゆったりくつろいでいた。


てな具合で、初めてのANAプラチナ・カードを有しての往復だったが、改めてこのカードのステータスを実感した。一度これを手にしたら後に戻れない。

スーパー・フライヤーズ・カード取得のために修行と称して鬼のようなフライトをする輩もいるようだが、なるほど。これは無理してでも取ったほうが良いと改めて実感したのであった。

投稿者 abeshin : 05:45 | コメント (0)

2007年3月 5日

US日記20 ~USS JFK~

jfk1.jpg

アメリカの空母ジョン・F・ケネディ (USS John F. Kennedy, CV-67)である。
全長320メートル!めちゃくちゃ巨大である。あの戦艦大和でさえ263メートルである。

基準排水量61,000 t
満載排水量81,430 t
全長320.6 m
全幅76.8 m


なんでも既に退役が決まっており、最後のボストン寄航とのこと。
至る所に「JFK ラスト・チャンス」という看板が掲げられていた。

コレは乗艦するしかない!ということで、さっそくボストン・ベイへ。
空母は巨大だから、港に行けばすぐ分かるさ・・・と、正確な場所も調べずに出かけたが・・・

うーん、すぐそこに空母が見えてるのに辿りつけない。
ここか!と思ってわき道に車を停めて空母の位置を確認。ありゃ、まだ全然遠い・・・。
こんな巨大な艦を今まで見たことがなかったので、どうも距離感が掴めない。
というわけで、かなり迷いながらも到着。

jfk3.jpg

寒い!空母のそばに着いたはいいが、長ーーーーい行列。
空港と同じ金属探査機のゲートを通らなければならず、このため大混雑。
上の写真を撮ってから、空母にたどり着くまでたっぷり一時間。
凍えるかと思った。

jfk4.jpg jfk5.jpg

こんな感じで、巨大な建物を通過して空母へ。古い海軍の建物らしい。
さすがに露天はなかったが、左のテントではコーヒーが$2で売られていた。
さっそく買って体を温める。

jfk6.jpg

というわけで、ゲートを通過してやっと艦の横に到着。何となくワクワク。
それにしてもやっぱりデカイ。

jfk7.jpg jfk8.jpg

何はともあれさっそく乗り込むべし。
ここは空母の中に格納している飛行機を甲板へ上げるエレベータ部分。
大きな扉の中に戦闘攻撃機が多数格納されている。
「昔プラモデルで作ったっけぇ。」「ここはこうなってるのかぁ・・・」と感激。

格納庫の中はかなり広い。空母って中はほとんど「がらんどう」?

jfk9.jpg

ありました。F/A-18 ホーネット。思っていたより小さい。
数年前ならF-14 トムキャットが見られたのかなぁ・・・・残念。
全部載せきれないが、その他、ミサイルやら色々な装備が紹介されていた。

jfk10.jpg jfk11.jpg

さて、飛行甲板へ。飛行機を運ぶ巨大なエレベータに乗って上へ行く。
左の写真は、まさにこれから上がるところ。右の写真はそれを外から撮ったもので、スルスルっとあっという間に上甲板へ。

みんな、ディズニーランドのアトラクションを楽しんでるかのようで、上にいた海軍士官も何やらジョークを飛ばし、それに呼応して観衆も盛り上がっていました。
さすがに意味が良くわからなかったなぁ。

jfk14.jpg

さて、甲板に着いたが・・・・
ひ、広い・・・。 さすが320メートル。向こう端が見えない。
ドーンとそびえる艦橋。果てしなく続く甲板。やっぱデカイなぁ(さっきから、こればっか)。
幅は狭いのかと思ってたけど全然そんな感じがしない。
意外だったのが、アスファルト。せいぜい空港の滑走路程度のアスファルトをイメージしていましたが、全然別物。とにかくかなり摩擦係数が高くて、思っていたより大き目のランダムな凹凸で覆われていました。

jfk15.jpg jfk16.jpg

これはカタパルト。
空母から戦闘機が飛び立つ時は、さすがに300メートルでも距離が短いため、自力で飛び上がることは出来ない。そのため、このカタパルトという装置で、戦闘機を強引に高速で打ち出す。
実用的なカタパルトはアメリカしか開発できていないそうな。

jfk17.jpg

しかし、とにかく寒い。甲板の上は吹きざらしなので、超寒い!
そろそろ降りるとしますか。

jfk18.jpg jfk19.jpg jfk20.jpg

こんな感じで、エレベータがせり上がってきます。
右は降りているところ。

jfk21.jpg

別の格納庫の壁には、ジョン・F・ケネディの言葉が綴られていました。
1963年のアナポリス海軍兵学校での演説からの引用とのこと。
こういう言葉を訳するのって難しいな。こんな感じかな。

「私は、これ以上のキャリアを得ることは想像できない。今世紀、価値ある人生を為すために、何をしたかと問われるかもしれないが、誰もが多くのプライドと確信を持って、これに答えることが出来ると私は考えている。"私はアメリカ合衆国海軍に仕えたのだ"と」

こういうクサイ言葉がドーンと掲げられてるのも、なかなか面白い。
みんな真剣に読んでました。日本じゃありえないな、という感じ。

jfk22.jpg

というわけで1時間ほどの見学を終えて降りてきました。
もう少し暖かければ、もっと甲板上に居たかったのだが、とにかく寒すぎた。

今まで、日本に居た時も含め、いわゆる軍艦には初めて乗ったわけだが、一切の虚飾を廃したその無骨さが、非常に新鮮であった。
アメリカの空母に乗ることは、そうそう無いだろうから、結構良い経験になったのではないかと思う。

ちなみに写真は百枚以上撮影。失敗したのや余計なのも含めて以下で全て見られます。
JFKアルバム

投稿者 abeshin : 09:43 | コメント (0)

2007年3月 3日

Matanzas Creek Winery Merlot 2003

Matanzas_070303.jpg

名称Matanzas Creek Winery 2003 (マタンザス・クリーク・ワイナリー)
赤 (メルロー)
原産米国、カリフォルニア州 ベネット・ヴァレー
値段$26

暫く、赤といえばカベルネ・ソーヴィニヨンと続いたので、あえて違う品種にしてみた。メルローである。

かつて、マタンザスのメルローと言えば、一本1万円ほどの値がついていたそうだ。
さてそのメルローの味は。

かつて高値で取引されていただけあって、美味しいではないか!
最初の一口は、「うっ、酸味が強い!」と思ったが、いつの間にやらそれがちょうど良い加減に変化。
こいつはなかなかいけます。

評価:★★★★

投稿者 abeshin : 13:17 | コメント (0)