それにしても、どこに行ってもPSPを手放さない。
おいおい、わざわざ空港で遊ぶ必要もないし、まして旅行先でそんなものやる暇があるのか?
まったく、親に似たのか?ゲーマーで困る。

で、広島に到着。タダで航空チケットを手に入れたのでしょうがないのだが、1日目は夕方に広島に到着の便である。着いたら既に晩飯時で観光の余裕なし。さっそく広島風お好み焼きを食べに行く。

駅前のビルの中に所狭しと、十数件のお好み焼屋が入っている。各店により様々な具材を駆使したメニューがあり、正直どこが良いのかわからない。息子に選ばせて牡蠣＋うどんのお好み焼きを食べてみた。
うまい！ ボリュームがありそうだが、東京のお好み焼きと違い、かなりあっさりしているので、結構食べられる。

ホテルに戻り、次の日の計画を立てる(実は、広島に着くまでは、平和祈念式典に行く以外はほとんど計画していなかったりする）。
先にも書いたが、タダ券ゆえ、帰りの3日目は朝の飛行機。つまり全てを2日目に凝縮させなければならない。

あそこも行きたい、ここも行きたい・・・・・・で悩んだ挙句、かなりハードスケジュールだが、以下となった。

6:30 起床 (朝飯は前日コンビニで買ったおにぎり～息子と二人だから許される不摂生か)
7:50 平和祈念公園着、平和式典に参加
9:00 原爆資料館見学
10:30 平和祈念公園散策～原爆ドームへ
11:00 原爆ドーム前から宮島駅へ移動（路面電車）
12:00 宮島到着～フェリーで厳島神社へ
12:20 厳島神社到着～昼飯
15:30 厳島神社出発～フェリーでJR宮島駅へ
16:00 JR宮島駅出発、呉市へ（JR電車）
17:20 呉市、大和ミュージアム見学
18:30 呉市内で夕食
19:30 JR呉駅出発～JR広島駅へ
20:30 広島市ホテル着

もう、分刻みのスケジュールだ。一番きついのは宮島から呉市への移動。大和ミュージアムの閉館時間を考えると16:00の電車を逃すとアウト。
とにもかくにも、平和祈念式典、原爆ドーム、厳島神社、大和ミュージアムを回ることに決定だ。

平和祈念式典

それにしても暑い一日。そしてこの人だかり。福田首相も登場。
式典は非常に厳かな雰囲気でした。
小さい頃、親に促されて、テレビ画面に手を合わせていたのを思い出した。戦争を通り抜けてきた親だからこそ、その辺は厳しかったのだろうと思う。
よくよく考えてみると、自分の子供に戦争、原爆について教える機会自体がないことに気づいた。今回が良いきっかけになってくれればよいと思う。

少し空いてから手を合わせに行った。
式典会場に来る途中もそうだったが、外国人の数が非常に多い。
また、全国から代表の高校生が来ているのだということも知った。修学旅行さながら、多くの種類の制服をきた高校生をたくさん見た。

原爆資料館

式典の終了後、広島平和記念資料館、通称 原爆資料館へ。
朝から凄まじい猛暑だったが、やっと涼める。

ここでは写真を載せないが、本当に凄い資料館である。色々と話では聞いていたが、人の影だけが焼きついた石畳、黒い雨のあと、融けた日用品、ドロドロに皮膚がとけて大火傷の人たちの写真・・・・
本当に核兵器の凄まじさを実感できる、世界唯一の場所ではないかと思う。
本当に来てよかったと思った。息子もあまりの惨状に驚きを隠せないでいたようだ。

原爆ドーム

平和記念公園の最後は原爆ドームだ。世界遺産にも登録されているこの建物、やはり特別な雰囲気を纏っており、何とも言えない荘厳さを感じる。

さて、「原爆ドーム前駅」から路面電車に乗って厳島神社へ急ごう。

厳島神社

路面電車に揺られること、１時間。宮島駅で降りて、すぐにフェリーに乗る。20分くらいで島に行ける。

おぉ、遠くに赤い鳥居が見えてきた!! やはり日本三景に数えられるだけはある。
この大鳥居は遠くから見ても、存在感が違う。

島に上陸。
鹿だらけ。かなり人懐っこくて、すぐ後ろをついてくる。餌のせんべいを持っていると、ワーッと集まって来て怖いくらいだ。
息子にエサを持たせようとしたが、断固拒否。怖いのか?

とにかく、この日は暑かったのだが、神社の周りはモロ海なので、神社の中はヒンヤリしていて涼しい。
海外からの観光客も結構目にした。広島の原爆祈念式典に参加し、そのまま宮島になだれ込むという流れがあるようだ。

その２へ続く…