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2010年2月 8日
3D映画の字幕は拷問か?!
今、流行りの映画「アバター」を見てきた。
この映画、3Dが凄いというとで期待して見に行ったのだが、字幕版を選択してしまったことに大後悔。
試しに上の絵を、ヨリ目気味にして見てほしい。
うまくすれば、五角形が一番手前に見え、次いで字幕、ハート、円柱の順で立体に見えるはずだ。
もうお気づきかと思うが、とにかく、字幕を読むのが苦痛。非常に目が疲れる。
何故これほど目が疲れるかといえば、次の絵を見ればよくわかると思う。
これは通常の字幕映画の様子。
字幕をチラッと見つつ、画面全体を見ているという感じになる。この場合、単に視線が移動しているだけなので、特に目の疲れは感じない。
ところがこれが3Dになるとずいぶんと様子が変わる。
上の通常の字幕映画と同じ視線移動をした場合がこれだ。
視線移動だけでなく奥行きが変化するため、目のピント調節が必然的に必要となる。
再度、冒頭の絵を示すので、背景も含め色々見まわしつつ、字幕を読んでみてほしい。
これが3時間弱続くのだ!
ま、字幕の作り手も考えてはいるようで、字幕の深さもシーンによって色々変化させてはいる。
例えば、背景しかないシーンは字幕もかなり奥まった位置に配される。
一方、主人公が手前に居る場合は、字幕も同じように手前の方に位置している。
なるべく、観客の「目のピント調節」を少なくするための配慮と思われるが、それにしても、画面を色々見まわしているので、見ているところと、字幕の奥行きに距離がある場合、結構な目のピント調節を強いられてしまい、徐々に疲れてくるのだ。
というわけで、字幕を読むたびにピント調節を強いるので、後半は字幕の深さ近辺に固定して画面を見ていたような気がしてならない。
後半はある程度慣れたが、始まった頃はずっとこのピント調節の違和感に悩まされ、途中から日本語吹き替え版にすれば良かったと後悔してしまった。
もう、3D映画は字幕版では二度と見ないだろう。
投稿者 abeshin : 2010年2月 8日 23:40