« 300mm望遠 | メイン | 大往生 »

2007年9月 2日

50mm単焦点レンズ

50mm.jpg

昨日に続き単焦点レンズ。今日は50mmで、これも相当古くて、中学1年生頃に買ったPentax MXに付属していたものだ。
50mmといえば、フィルム一眼レフ時代は標準レンズと呼ばれていいたものだが、デジカメでは若干望遠気味でちょっと使いづらい。

今日はこの26年前の単焦点の50mmと、デジカメの18-50mmのズームレンズと比較してみようと思う。
この両者、そもそもレンズの明るさが大違いである。
単焦点の方はF1.4で非常に明るい。ズームは50mm端ではF5.6とかなり差がある。

左が単焦点50mmで、F4まで絞った画像。昨日の300mm同様、古いレンズのせいか、F1.4の開放だと収差のせいで、全然使えないほど全体がソフトがかってしまう。
右はズームで50mmにして開放F5.6で撮ったものだ。

両者の比較だが、やはりボケ具合に大きな差が出てくる。F1.4のレンズはそのボケが非常に大きい。好みの差かもしれないが、うるさいくらい盛大にボケる。

上の写真は先の左の写真をリサイズせずに、そのままの大きさで切り取ったもので、八角形の絞り環の形状がハッキリ識別できる。
やはり明るいレンズは大きなボケ味を引き出すことが可能で、より表現を広げることが出来る。

次に解像度勝負。上の写真を同じような条件で撮影。
レンズの解像度を調べようというものだ。

微妙だが、左の単焦点の方が解像度が高いのが分かる。コントラストも高く、マンションの細かいタイルが綺麗に分解している。

最後は、右上に点光源(太陽)を入れて、フレアを確認。
さすがに、新しい右側のズームレンズはフレアは皆無。
左の単焦点はマルチ・コーティングはされているものの、時代の差なのだろうか。
歴然とした差が出た。

ところが、最近お気に入りの21mm単焦点で撮影したのが上。こちらはLimited Lensと呼ばれる最新レンズである。しかし、こちらも盛大にフレア。
太陽を見て分かるとおり、上の50mmと比べて、いかにも太陽が輝いているという光線が描画され、非常にいい感じだがこのフレアにはちょっとがっかりだ。この左側の大きな緑の光点さえなければ完璧なのに。

というわけで、50mmの描写を比較してみたが、50mm単焦点は絞り込めばシャープに、開けば大きなボケ。光源が入ったときは注意が必要だが、かなり使えそうなレンズだ。
ただ個人的には自分は広角側をよく使うし、デジカメでの50mmというのはちょっと中途半端な感じがする。

投稿者 abeshin : 2007年9月 2日 22:12

コメント

コメント投稿




   保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)