« 2008年11月 | メイン | 2009年1月 »
2008年12月25日
フレッツ・テレビ導入
遂に、この地デジ用UHFアンテナを外す日が来た。
このアンテナを買ったのは3年以上も前になる。その日のことはすごく良く覚えている。
自分はどういう訳か、低血糖気味になることが多い。特に会社である問題を解決するのに、悩みに悩みぬいていると、脳が大量に糖を消費し、その結果フラフラして歩けなくなるほどだ。
このため、常にアメやチョコレートを所持している。
で、その日も低血糖気味だったが、そのまま家に帰った。ところがそこが限界点。
家でフラフラと倒れて込んでしまった。
あーまた低血糖のヒドイのが来たなと思ってるうちに、何を勘違いしたのかカミさんが救急車を呼んでしまったのだ。
しょうがないので、そのまま載せられて病院に行った。その当時は、毎日夜中に帰って来るという働き詰めの毎日だったため、「ま、ついでに悪いところがないか見てらもう」という気持ちで色々な検査を受けた。
結果はどこにも異常なし。病院の先生もなんだろうねで終わってしまった。
ま、どうせ低血糖が出ただけなのになぁ、とは思いつつ、ハチャメチャな生活をしている割には、どこにも異常がないという自分のタフさにも呆れたものだ。
で、次の日。会社に行こうとしたが、カミさんに止められた。休めと命令する。そういえば、2ヶ月ほどマトモに休んだ記憶がなかったのと、マジに怒っていたように見えたので素直に休むことにした。
しかし、体調的には何ら問題がないため暇で暇でしょうがない。
という訳で、アンテナを買いに行き、上の写真の通りセットし、地デジを満喫していたのであった。
(カミさんは「何をやっているんだ?!」と怒っていたが)
このままアンテナで地デジ受信も良かったのだが、さすがに東京タワーは遠い。天候のせいなのか何のせいなのか、フジテレビの電波が若干弱めで、たまに見られなくなることがある。それと、行く行くはアンテナのメンテナンスも必要になってくると思われ、代替手段があればいつかは撤去したいと思っていた。
そこに現れたのが、「フレッツ・テレビ」だ。光ファイバーで地デジ、BSを配信するというもので、インターネットで使用している光ファイバーにテレビの放送を載せるというものだ。
地デジもBSも結構な帯域を使用するが、これはインターネットには影響しない。というのも、WDM(光波長多重通信)という技術を使って、インターネットとは異なる波長はを使っているからだ。
実際に色が付いているわけではないが、簡単にいえば、インターネットは赤い光で、放送は青い光を使うようなもので、お互いは干渉することなく、二種類の情報を一本の光ファイバーに通すことができる。末端のONUで、それぞれの波長から別々の信号を取り出すという寸法だ。
さて、まずはNTTに来てもらいV-ONUをセット。おぉ、同軸ケーブルの出力端子がある。
今は地上波、BSだけしか出力されていないが、後々スカパーも出力されるとのこと。その時にはパラボラアンテナも撤去し、完全アンテナレスにする予定だ。
上の写真は、作業中なのでかなり雑然としているが、左側の黒いのがV-ONUで、二つ目が同軸ケーブルだ。
今まで自分の部屋に光ケーブルを引き込み、ネットワーク、電話をそこから分配させていたが、今回は寝室をセンターにした。理由は前出のエントリの通りだ。
という訳で、地デジも問題なく映った。
今まで電波が弱くて映らなかった東京MXテレビもデジタルで見られるようになった。
ま、あんまり見る機会はなさそうだが。(意外とアニメが多く、子供達は利用するかも)
アンテナはあっさり撤去して廃棄の運命だが、少し勿体なかった気がする。
まだピカピカで全然使える。これ以外にもブースター等の周辺機器もあり、アンテナ設置に一体幾らかかったのだろう?
誰かもらってくれればよいのだが。
(ちなみにそう思って、放置してあるBSアンテナとCSアンテナがベランダに転がっている。BS/CS一体型アンテナにした時、一挙に2個のパラボラアンテナがゴミと化した。)
ルータが寝室に移動したため、ネットワーク接続を変更。LANも電話もTVも全て寝室から配信される形になる。
上図が現状のネットワーク網の様子だ。ようやく思い通りの家庭内ネットワーク網が構築できた。
作業を見守る愛犬・・・・最近は日向ぼっこを兼ねて、ここが定位置らしい。
投稿者 abeshin : 16:05 | コメント (2)
2008年12月22日
DIGA 2台目
Blu-Ray/HDDレコーダを買った。
機種は使い慣れているPanasonicのDIGA (BW730)だ。
上から順に
DIGA BW730 (320GB, Blu-Ray, ハイビジョン対応)
DIGA XW31 (500GB, DVD, ハイビジョン対応)
今回購入したのは320GBで、ラインナップ中一番小さなHDDだ。
と言うのも、何故わざわざもう一台追加したのかの理由に尽きる。
XW31 : HDDが常にフル状態!
今まで使用していたXW31は、500GBと大きめのHDDを積み、地デジのダブル・チューナでハイビジョン(HD)画質で2番組同時録画が可能だ。操作にも機敏に反応し、かなり使い勝手が良い。
録画モードは、DR(ハイビジョンそのまま直接録画)の最高画質から、XP, SP, LPとある。
なお、HD画質として録画できるのはDRのみで、XP以下はいわゆるSD画質となりかなり画像が劣化する。
DRはハイビジョン放送をそのまま録画するため、HDD容量を喰う。といっても500GBだと60時間ほどHD画質で保存可能だ。一方SD画質では442時間というとんでもないほど長時間の録画に耐える。
ということで、今まで全く不満はなかったのだが、少し古めの機種故の問題がある。
DR以外の録画モードが、画質だけでなく、機能的にかなり中途半端だ。以下はDRモードと、DR以外のモード(仮にSPモードとする)の競合による制限だ。
DRモード以外で録画した場合の制限がいかに多いことか。
家族4人で共用していると、録画時間は頻繁に重なるし(制限1)、誰かが録画している間に、他の録画済み番組を見たい(制限3)という要求もかなり多い。
ということで、我が家の出した結論は「全てDRモードで録ってしまえ」である。これなら、上記制限に何一つ引っ掛からない。
ところがだ、DRモードとDVDとは相性が悪い。DRで録画したデータは非常に大きいため、DVDには入らない。また、仕様的にもDVDは元々SD画質しか考えられておらず、HD画質のものを直接書き込めないのである。
このためDVDにコピーする際は、SD画質へ再デコードしながらの書き込みとなるため、コピーに実時間を要するのだ。
先日も娘にドラマの10話分を頼まれたが、そのまま10時間も掛った!これはやってられない。
したがって、誰もDVDにコピーしようとしないため、どんどんHDDの中身が膨れ上がり、遂にはフルとなって、録画できなくなってしまう事態に陥るのだ。
BW730 : 自分だけ避難
常にHDDがフル状態。XW31の中身はほとんど息子、娘、妻の番組ばかり。
「まだ見てないから、消さないで」で、ずっと放置される。
毎週毎週、HDDの中身を掃除すると称して、みんなで削除判定会なるものまで開いて、なんとか自分の容量を確保している状況。これはたまらん。
自分専用のHDDレコーダを購入だ!
という訳で、DW730を購入した。
最初の話に戻るが、HDDは320GBで十分。なにせ自分専用だから。
さらに、新機種は録画モードも豊富で、DRの他にHD画質としてHG,HX,HE,HLと4モードもあり、それなりに綺麗である。また、XW31で挙げた様な制限もなくなり、かなり進歩している。
よっぽど画質に拘るのでなければ、わざわざDRモードを使用する理由も無いような気がする。
少なくとも、自分はTV番組を見る分にはHEやHLの品質で十分と感じる(ちなみにHLだと160時間の録画が可能で、全然問題ない)。
さらに、Blu-RayにHD画質のまま高速コピーできるので、高い金を出して大容量HDDを買う必要性も希薄だ。
アクトビラ
買うまであまり意識していなかったのだが、このBW730はアクトラビデオに対応している。
アクトビラとは、最近のインターネット接続可能なTVを購入すると、デフォルトのホームページとして現れ、様々なサービスを提供するものだ。
ちょっと古い我が家のPioneerのプラズマTVも、インターネット接続ボタンを押すとアクトビラのトップページが現れる。最近はHD画質でビデオ・ストリーミングもやっている。
この通り、DIGAを購入するだけで、3,000円分タダになる。
早速つないでみよう。
こんな感じの画面が出てきて、TSUTAYAオンラインでビデオを見たり、NHKオンデマンドで見逃したNHKの番組も見ることができる。
早速試しにNHKオンデマンドで、NHKスペシャルを見てみよう。もちろんHD画質だ。
おぉ!こんなに綺麗に映るのか?
確かに良く見ると、ちょっと圧縮率が高いかなと思うが、普通に離れて見ている分には地デジNHKの画質とそんなに大きくは変わらない。
これは面白い・・・・・・・・・・・・・・・
ということで、今、TSUTAYAオンラインで購入した「ダメージ」というアメリカの連続ドラマにハマっている。
TSUTAYAオンラインはレンタルビデオ店と同じという訳にはいかず、新作の更新も遅いし、まだ見られるビデオの数も少ない。今後の強化を望むところだ。
それにしても今までアクトビラは全然ノーマークだったが、これはかなり遊べそうである。
投稿者 abeshin : 01:00 | コメント (2)
2008年12月 7日
10年ぶりの購入
先日、ネットワーク再構築なんてのを書き、「電話機を1階の居間に移動させて云々」という記述があったのだが、何の因果かその電話機が故障した。
で、久々に・・・・本当に久々の10年ぶりに電話を購入した。
上の写真は、購入したコードレス電話機の「親機」。
ダイヤルも何もない、単に電話回線を電波に変えるだけの箱である。
先のエントリにも書いたが、電話はNTTの光ファイバーを介した「ひかり電話」を使用しており、ONUの場所の関係から、親機は自分の部屋にあった。
しかし、実際全くと言っていいほど誰も使っておらず、単なる電話回線と子機の仲介役でしかなかった。
ということで、じゃあ一切の無駄を省こうということで、「子機」だけの電話機を購入したのだ。ちなみに子機はいたって普通である。
で、気付かなかったのだが、どうもこのコードレス電話、無線LANと同じ2.5GHzの帯域を使用しているらしい。従い、無線LAN機器のそばに置くなと書いてある。
うーん、無線LANルータの場所を親機から離さなければならない。
現実的な話、2階では無線LANデバイスを使用する機会がほとんどない。息子の部屋は2階だが、ゲームなんかは、ほとんど1階の居間で遊んでいる。となると、やはり無線LANルータは1階に置くのが妥当だろう。
しかし、無線LANルータは有線でLAN接続されていなければならず、2階から1階の居間までLANケーブルを引き回さなければならない。
PLAYSTATION3のネットワーク帯域不足もあり、善は急げと息子に手伝ってもらいながら、なんとか壁の中にLANケーブルを引き回した。
今回の電話の件で、予定しているネットワーク構成は若干変更となる。
前のネットワーク構成に比べれば、ずいぶんとスッキリしてきた。特に自分の部屋は随分とスッキリとしたものである。
やはりPS3を有線LAN化したのは大正解である。ビデオカメラで撮影したHD映像も、ホームサーバからスムースにデータ転送されるようになり、PS3側での再生も引っかかりが一切なくなった。
ちなみに、フレッツ・テレビのためのONU入れ替え、光ファイバ引き直しは12/25に決まった。
なんでクリスマスなんだ?!
投稿者 abeshin : 01:51 | コメント (0)
2008年12月 5日
ネットワーク再構築
「ネットワーク」と言えば、上の図のようなインターネットの接続をイメージするが、電話のネットワーク、TV放送網のネットワークなど、様々なネットワークが存在する。
視点を狭くして、家一軒で考えても様々なネットワークが存在している。
例えば、電話のケーブルは家中の各部屋をデージーチェーン接続してネットワークが組まれている。同様にTVの映像も分配機を通して同軸ケーブルにより各部屋にスター接続で分配されている。
そういった観点でネットワークを考えると、とにかく我が家のネットワークは混沌としてしまっている。自分の利便性だけ、かつ、思いつきでそれらネットワークを構成してしまったため、不便この上ない。
そこで、我が家のネットワークを再構成することにした。
今月末までには完遂させようと思っている。
上の図は、我が家のLAN、TV、電話のネットワーク図である。
まず、LANについてだが、もともと、各部屋には電話とTVのアンテナしか分配されておらず、LANケーブルは装備されていない。家を建てる時に見積もったのだが、なんと当時は10万円の費用を請求された。ま、何千万円の出費のうちの10万円はゴミのようなものだが、なんとなく馬鹿らしくて断った。そのうち自分でLANケーブルをはわせようと考えたからだ。
ところが、だんだん面倒になり、未だにLANケーブルの配線は行っていない。
という状態で、光ケーブルは一旦寝室に入っている。
自分の部屋のパソコンは高速にLAN接続したいがために、わざわざ光ケーブルを壁を通して自分の部屋まで引っ張ってもらってLANを構築した。
ま、それはそれで自分の部屋のパソコンのネットワーク速度的には満足だったのだが、ついでに電話も光電話にしたため、ONUのある自分の部屋に電話(親機)を置かざるを得なくなった。
居間にあるのは子機だけ。実は家人からすこぶる評判が悪い。留守電ONにしたり、切ったりと細かい操作は親機で必要だからだ。やはり親機は何とか居間に移動させる必要がある。
さらに見ての通り、無線LAN接続機器が洪水のように溢れている。よくもこんなに無線LAN機器(半分以上はゲーム機?)が普及したなと感心してしまう。
ここで一番問題なのがPLAYSTATION 3の無線LANである。
実は、PS3はゲーム機に見えてそうではない。メインでの利用目的はBlu-Rayでもなく、DLNAクライアントとしての利用だったりする。
自分の部屋にはホームサーバが置いてあり、ここには家族の写真画像、CD、DVDからリッピングした音楽、映画データなど、多くのコンテンツが蓄えられている。これをプラズマTVの大画面で見るための機器がPS3なのである。いろんなコンテンツがサーバに置いてあり、それを容易にPS3で鑑賞できるため、家族みんなで重宝している。
ところがだ、ほとんどの映像はMPEG4などで再圧縮して小さくしているのだが、画像劣化を嫌い生のVOBデータ(DVD)やHD映像も多く存在している。これら映像は非常にデータレートが高く、無線LANでは転送が間に合わなくなる場合がある。特にHD映像で13Mbpsを超えるデータレートの映像は、電波の状態が悪かったり、他で無線LANを使っていると、頻繁に映像が途切れ途切れになってしまう。
ここは何としてでもLANケーブルを居間に引き込み、PS3を無線ではなくケーブル接続する必要がある。
次に左側にあるTV系の同軸ケーブルのネットワークだ。
地デジも見たい、BS/CSも見たいで、アンテナが2個存在しているのだが、こいつの扱いも厄介だった。
BS/CSのパラボラ・アンテナには電源が必要なため、チューナーから同軸ケーブルを介して供給されている。一方、地デジに関しては、ここ国立市は東京タワーから遠く、ブースターが必要になる。基本的にブースターはアンテナ直近で利得増幅が基本であり、増幅器には同様に同軸ケーブルを介して電源供給される。
さて、ここで困った。家の中は地デジ、BS、CSすべての信号が混合されて一本の同軸ケーブルで分配されている。ここに、BS/CSアンテナ用の電源と、地デジのブースター電源の両方を通すわけにはいかない。通常外にある混合器では、電流はいずれか一方にしかスルーされないからである。
従い、ブースターは混合器の前段に入れる必要がある。ところがである、前段イコール屋外であり、どこかからブースターのAC電源を取らなければならない。
もう面倒だったので、図のとおり、地デジアンテナ線を一旦寝室に引き込み、そこにブースターの電源を置き、再度外に戻すという、安直な方法をとった。
という訳で、もうグダグダの状態だ。これらすべてをスッキリさせるための方策が以下だ。
まず、光ケーブルはやはり寝室で終端させ、そこからLANケーブルを自分の部屋と居間に分配させる。
同様に、電話線も寝室から居間に引き込む。これは既存の電話ケーブル網を少し改造すれば済む(今でもやろうと思えばできそうだが、自分の部屋-居間のデージーチェーン・ルートが良くなくて不可)。
TVに関しては、非常にもったいないが、両アンテナを廃棄する。そしてNTTのフレッツテレビに加入する。
V-ONUから同軸ケーブルで、地デジ、BS、CS全てがパススルーされてくるので、ブースターと置換する形で接続し直す。
なんと理にかなったネットワーク網だろうか!
今年中にこれを実現させる予定である。まずは、LANケーブルの引き込み作業をしようかなっと。