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2007年4月29日

US日記28 ~Mission Complete~

今回の一年の米国単身赴任。全ての業務を終え、私のオフィスも新マネージャへ譲った。アパートも今朝引き払った。全ての任務完了である。

このラストのUS日記はホテルで書いている。
少しは感傷的になると思ったが、どうせまた仕事で何度か来ることになるのは確実で、特にそういった感情は無い。ただ、この地でもう少し仕事をし続けたかった、という未練は若干あるかもしれない。


さて、上の写真は部下(といってもおじさんだが)の趣味のジープ。
今回わざわざ、これで出勤するよう頼んだ。

畑で錆びて放置されていた第二次世界大戦時代の軍用ジープを引き取り、全てを修理しまた使えるようにしたという。完全な大人の遊びである。本当にゆとりがある人しか出来ない趣味。
東京に住んでいたら、このような趣味を持つのは難しいだろう。

それにしても、この懲りようはなんだ?!
第二次世界大戦時代(World War II)のジープということで、ナンバープレートもWWIIときたもんだ。
このプレートを取るのに4年も掛かったとのこと。凄いねぇ。

最後だというので、この部下の家に行ってきた。
広大な土地!凄すぎる。

で、上の写真の通り、ジープを組み立てる専用の建物まである。
チラッと見えているが、右側に別の完成品1台と、製作途中のものが1台あった。

ちなみにこの部下の家、どれほど広いかというと・・・・
まぁ、下を見てください。


遠くの方に、我々の車と、ジープを組み立てる建物が見える。
確かに父親の北海道の実家も、こんな雰囲気で広い土地があったなと思っていたら、この部下の父は農夫だったそうだ。ボストンからそう遠くない土地にこの広さ。
改めて米国の広さを実感したとともに、これから東京に戻る自分にとっては、かなり目の毒でした。


というわけで、28回にわたったUS日記もこれで終わりです。
自分にとっては、本当に充実した一年間でした。
機会があればまた住みたいけど・・・・家族込みで。 無理かな。

追記:
ホテルの下のレストランで晩飯を一人で食っていた。
オバサン二人が「混んでるのよ。相席してよい?」と聞かれ、まぁいいかと思ったら。
ウェイトレスに「この人のためにワインを一杯」と頼んでくれてるではないか!
いいね。ホントこっちの人はおおらかだよね。

投稿者 abeshin : 05:26 | コメント (0)

2007年4月23日

US日記27 ~引越し準備~

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引越し準備を始めた。
元々それほど多くのモノを持っていたわけではないが、簡易棚、テーブル、テレビ台、照明スタンド、カラーボックス等々、それなりに一人暮らしするための最低限の家具などは持っている。

私から仕事を引き継ぐ、新しいマネージャに、仕事だけでなく、これ不用品も全て引き取ってもらった。
おかげで、今アパートは「すっからかん」状態。

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さてと、米国滞在も本当にあと一週間。
ちょっと名残惜しい気もするが、もともと一年の仕事。
帰ってからも、こことの繋がりが切れるわけでもなく、何度も出張で来ることになると思われる。

ダンボール詰め。開始しようっと。

投稿者 abeshin : 09:04 | コメント (3)

2007年4月22日

Flora Springs Trilogy 2001

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名称Flora Springs Trilogy 2001
赤 (カベルネ・ソーヴィニヨン:44%, メルロー:40$, カベルネ・フラン:16%)
原産米国、カリフォルニア州 ナパ・バレー
値段$65

昨日が最後と思うと、どうしてももう一本飲みたくなる。
これが、本当に最後の最後。
知る人ぞ知る Flora Springs のトリロジー。

久々のボルドー・スタイルのブレンドもの。
ラベルは紙ではなく、直接ボトルにプリントされている。
残しておけないではないかっ! やめて欲しいな、コレ。

さて、味は・・・・うーん、旨い。これは辛口だ!

評価:★★★★

これにて、アメリカでのワインの評価は完了。
Mission was completed !

I can imagine no more rewarding a career. And I may be asked about this job assignment in U.S. what I did to make my life worthwhile. I can respond with a good deal of pride and satisfaction; "I was drinking red wines very much in United States of America."

↑これ、ジョークのつもりですが、分かるかな?

アメリカに来るまで、ワインは白以外それほど好きではなかったが、赤に関しては、かなりうるさくなってしまった。

日本に帰ったら、お隣の山梨県勝沼で、ワインを試飲してみようかな。
なんでも、食べても美味しい「甲州」はかなり良さげな白ワインになるらしい。
ゴールデンウィークは旨い日本産ワインを探すことになりそうだ。

さて、日本でもワイン飲み続けるぞ!

投稿者 abeshin : 09:48 | コメント (0)

2007年4月21日

GRGICH HILLS 1998

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名称GRGICH HILLS 1998 (グリギッジ・ヒルズ [1998])
赤 (カベルネ・ソーヴィニヨン)
原産米国、カリフォルニア州 ナパ・バレー
値段$69

多分これが米国での最後のワインでしょう。(もう一本のめるかな・・・)
グリギッジ・ヒルズ。高級ワインの代名詞。
日本だと余裕で1万円を越えるワインです。

しかも9年物です(おぉ息子が生まれた歳だ)。かなり重厚らしい。
さて、ゆっくり愉しむとします・・・・

うぉお!?なんだこの重厚な味は?!
この深み・・・・この風味は・・・・よく聞く「なめし皮」ってやつか?
この複雑な味はなんて表現すればよいんだ?!

うぉぉぉぉ~~いったい今まで飲んでいた、$20 近辺のワインってなんだったんだ?!
こ、これが真のカリフォルニア・ワインの実力なのかっ?!
ステーキ肉と一緒にだと絶妙すぎ!!

評価:★★★★★

先週までの赤ワインはなんだったのだ?!
こ、コレは旨すぎる!
先週までのワインは軽すぎる! これぞ本物だ!

投稿者 abeshin : 09:39 | コメント (0)

2007年4月16日

US日記26 ~雨で延期~

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ついてない!
先週のエントリでフェンウェイ球場でレッドソックス vs マリナーズを見に行くと書いたが・・・

雨で5/3に延期となってしまった。

せっかく、11:30PM サンフランシスコ発~ 7:30AM ボストン着という鬼のような飛行機で出張から帰ってきたというのに。
時差のせいで実質フライト時間は5時間。席もエコノミー・プラスに上げてはもらったものの、やはり全然眠れず。単に疲れただけだった。
こんなことなら、もう一泊してゆっくり帰ってくればよかった。

ところで、チケットはレッドソックスの正規ルートから購入したのだが、返金不可だそうだ。
5/3は日本へ既に帰国している。うーむ、誰かに売らねば!

(後で気づいたのだが、5/3は松坂が投げるらしいではないか! あ~もったいない!! そうとは知らずにほとんどタダ同然で譲ってしまった。正にプラチナ・チケットだったのに!)

ラウンジでアップグレードだ!

飛行機に乗ることが多いので(今年既に9回のフライト)、またその話になってしまうが、今回も色々教訓を得た。

今回の出張はサンフランシスコだったのだが、時差とフライト時間の関係で、戻りは半日すっ飛んでしまう。これは時間がもったいない。というわけで、通称レッド・アイ(Red Eye)という深夜に飛ぶ機内泊の便に乗ることにした。
しかし、エコノミーなんかじゃ寝られない。せめて一段上のクラスで帰りたい。

Unitedはエコノミー・プラスという、普通のエコノミーより若干足元が広いクラスがあり、今回それに上げてもらおうと企んでいた。
てっきりANAのように簡単に上げてくれるものだと思っていたのだが、$50払えという。

いくらチェックイン・カウンターで「スター・アライアンスのゴールドだ」と言い続けても$50払わんと駄目だという。なんで?!
$50なんて払ってられるか!と泣く泣く諦めた。

さて、フライトまで1時間以上あったので、Unitedのラウンジであるレッド・カーペットでくつろぐことにした。どこのエア・ラインもそうだが、ラウンジ内にもチェックイン・カウンタがあり、客が色々やり取りしているのが見えた。
もしかして・・・・・・

ということで、ラウンジ内のカウンタでアップグレードをお願いしたら、何事も無くすんなりエコノミー・プラスにアップグレードされた。

なんのこっちゃ。

レッド・カーペットのようなラウンジは、一応VIP待遇が前提であることから、外にある一般のチェックイン・カウンタとは全然扱いが違うようだ。

というわけで、
「下手に一般カウンタで頑張るな。ラウンジへ急げ!」
ということだ。

これで、$50 (6千円) の差があるかと思うと、下手にカウンタで言いなりになるものではないな。なにかあったらラウンジのカウンタで交渉だ。


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次の日は綺麗な夕焼け。ついてないな。

投稿者 abeshin : 04:34 | コメント (0)

2007年4月15日

Stag's Leap Wine Cellars ARTEMIS 2003

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名称Stag's Leap Wine Cellars ARTEMIS 2003 (スタッグスリープ・アルテミス [2003])
赤 (カベルネ・ソーヴィニヨン)
原産米国、カリフォルニア州 ナパ・バレー
値段$45

毎度おなじみのお店。いつもの通りお勧めを聞くが、$20~$30という制限もあり、だんだんネタも尽きてきたようだ。

今回はメルローにしようかなと悩んだが、やっぱカベルネ・ソーヴィニヨンだろう、という事になり・・・・・しばし思案の後に出てきたのがこれ。
ちょっと高いがこれは本当は$60もする、それを$45でどうだ?と。

かなり悩んだが購入。
よくよく考えれば、ワインの飲める週末は後二回だ。
最後の一週は、思い切って贅沢をしてみようかなぁ~!

さて、テイストの方だが、一口飲むと薄いなぁという感想。
ただ、空気が触れて時間が経つたびに味わいが出てくる。ホント赤ワインは不思議だ。
ステーキとともに飲んでいるうちに本当に舌にフィットしてくる。
これは旨い!

評価:★★★★

旨い!旨い!
やっぱ、旨いなぁ。それしか言えません。

投稿者 abeshin : 07:12 | コメント (0)

2007年4月 8日

Justin Cabernet Sauvignon 2004

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名称Justin 2004
赤 (カベルネ・ソーヴィニヨン)
原産米国、カリフォルニア州 パソ・ロブレス
値段$27

いつもの酒店で、いつものお姉さんに選んでもらった。
先々週勧めたデコイの感想を聞かれたが、この人、あのデコイがたいそう好きらしく、$20近辺という条件付きでは、Justinがその次に好きだそうだ。

さて、評価の方だが、可もなく不可もないカリフォルニア・ワイン。
でも、同じものを日本で探すと苦労しそうだな。

評価:★★★

投稿者 abeshin : 06:51 | コメント (0)

2007年4月 6日

US日記25 ~Boston Red Sox~

じゃ~ん!
ちょっと大きいけど見せびらかし!

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今日、松坂、Red Sox初先発。勝ったねぇ。

ボストンのFenway Parkに来たら是非とも見に行きたいが、4/11の松坂の試合はサンフランシスコに出張中。残念。
とりあえず日本に帰る前に見ておけ、ということで次の日の4/12を購入。

まぁ、マリナーズ戦なので松坂は無理でも、イチローは確実。
何かの間違いで松坂のローテーションが一日遅れで回ってくるかもしれないし。

Red Soxのフェンウェイ・パークは、米国で最も古いスタジアム。座席数も3万ちょっとしかない。さらに、Red Soxファンは例えて言えば日本の阪神ファンのように熱狂的だ。本当にチケットが手に入りづらい。
今回は何とか定額で買えたが、エライ苦労した。

マリナーズの試合は4年前、シアトルの本拠地で観戦しており、今回で2度目だ。
さて、来週が楽しみだ。
(この4/12はサンフランシスコから戻る日。4/11の深夜に発って、4/12の朝にボストンに着く。ハードスケジュールかな。飛行機遅れないと良いけど。)

投稿者 abeshin : 12:31 | コメント (0)

2007年4月 2日

US日記24 ~ニューヨーク2日目~

後ろから見た自由の女神。この姿はなかなか見られないだろう。
なんたってLiberty(リバティ)島に上陸しない限りこのアングルは望めない。


というわけで、2日目。さらに色々な観光名所を巡った。
(以下、幾つかの写真はクリックすると大きくなる)

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左から、
かの有名なタイムズ・スクエア。ネオンギラギラで、賑やかなところをイメージしていたが、早朝のせいもあって閑散。さらにホントにこの近辺だけ「タイムズ・スクエア!」と自己主張しているだけで、ちょっと離れると別な顔。ちょっと拍子抜け。

真ん中は、有名な三角形のビルのフラット・アイアン・ビル。マンハッタンの中心を走る5thアヴェニューとブロードウェイの交差点にある。マンハッタンのアヴェニューは南北を貫く、真っ直ぐな道路だが、ブロードウェイは若干傾いて道路が延びている。このせいで、アヴェニューとブロードウェイの交差点は三角形の土地が出来る。ほとんどは小さな公園として利用されているが、このビルはそこに、これでもか!と強引にビルを建てたという感じだ。

右端はワシントン・スクエア公園の凱旋門。

さて、昨日は自由の女神を船から眺めたが、やはりリバティー島に上陸してじっくり眺めたい。実は1日目にそれも考えていたのだが、リバティー島への船が1時間待ちと聞いて断念していた。

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ところが今日は写真の通り、天気もあまり良くなく、早朝ということもあり、それほど人が居ない。ほとんど並ばずに船に乗ることが出来た。

摩天楼と自由の女神。昨日とは違う角度から撮影。正面~右側。
やはり存在感があるなぁ。曇りだったのがちょいと残念。

というわけで、三つの角度から。
ちなみに、頭から突き出ている尖がっているモノは、光が輝いているのをイメージしている。決してそういったティアラや帽子という訳ではない。

左はリバティ島からのマンハッタンと宇宙人二人。この双眼鏡がどうしても宇宙人に見えてしょうがない。

右は自由の女神のトーチ部分の実物大。昔はこのような銅色をしていた。緑青、要は銅が酸化して緑になってしまったのだ。

さて、次は経済の中心地に移動。忙しい。

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やってきましたウォール街。日本語で言えば「壁街」。
インディアンが攻めてこないよう、「壁」をこの辺に構築したのがきっかけ。

隣はニューヨーク証券取引所。これでもか!という巨大な国旗が掲げられている。

これはウォール街の端にあるトリニティ教会。
ボストンに住んでいるので、結構慣れてしまっているが、新しい近代的なビルの谷間に、このような古い建物が混在し、すばらしいコントラストを演出している。東京も大きな都市だが、この辺がニューヨークと決定的に異なるところだ。

次は911の悲劇の場所。グランド・ゼロへ。

現在は「ワールド・トレード・センターの駅」として存在。新しく作られたようだ。
観光客だけでなく、地下鉄を利用する人もおり、結構混んでいる。

亡くなった人の名前が、ヒーローとして列挙され、当時の幾つかの写真が並べられている。また、工事現場とは金網で分け隔てられているのだが、幾つかの花が添えられていた。

あれから、5年半も経っており、そのまま遺物として残すわけでもなく、工事が着々と進んでおり、誤解を恐れずに言えば、「単なる工事現場」と言えなくもない。ちょっと拍子抜けした。

ここまで、色々なところをアチコチ行っているように思えるが、実はマンハッタンはそれほど大きな島ではない。自由の女神、ウォール街、グランド・ゼロは南側にある。

という訳でお腹が空いた。ピア17と呼ばれる桟橋で食事。

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イギリスから新天地を求めた人々が入港した所だ。
ここから見えるブルックリン・ブリッジや摩天楼はすばらしい。
以下にパノラマ写真を置くので、スクロールして見て欲しい。

ブルックリン・ブリッジ。

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摩天楼と、ブルックリン。

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最後は定番。国連本部。

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国連本部の前にはトランプ・タワーがあった。
トランプ・タワーは、かつてニューヨーク・ヤンキースの松井が住んでいた超高級マンションだ。これでも283メートルもある。
最上階はMicrosoftのビル・ゲイツが借りており、年間数十億円の賃貸料だとか。彼はシアトルに自宅があるため、たまにしか来ないようだ。呆れる。

その他、色々ぶらついたが割愛。
最後は、ギャラガーズのステーキハウスへ行って、リブを食べる。

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左の写真がその店構えだが、熟成したうまい肉を食べさせてくれる。外から熟成中の大量の肉が見えるようになっていて、観光客が盛んに写真に撮っていた。
久々に美味しいステーキを食べたが、ちょっと量が多すぎて全部食べ切れなかった。

という訳で、帰りはタクシーでラガーディア空港へ向かい、US AirWaysでボストンへ帰ってきた。


という二日間だったが、正直もう一度来たくなった。本当に面白い街である。
今回は上っ面だけを撫でた感じ。というのも、来る前は、正直どこに何があるのか、マンハッタンはどれくらいの大きさで、どれくらいの時間で移動できるのか、など良く分からず、とりあえず名所だけ押さえとけという感じだった。
次はもう少し余裕を持って、色々なところをぶらつきたいと思った。

うーん、もっと早く来てれば良かった。なんかの機会にまた来ようと思う。

料金

今回撮影した写真は300枚ほど。以下に載せるので見てみて欲しい。
ホント、New Yorkは面白い都市だ。
New Yorkアルバム

投稿者 abeshin : 08:08 | コメント (0)

2007年4月 1日

US日記23 ~ニューヨーク 1日目~

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ついに行ってきましたニューヨーク。
ボストンから車で4時間、飛行機で45分。あまりにも近くて、いつでも行けると思ったまま11ヶ月。
帰任が決まったので、先週のボストン美術館と同じノリで、急いで行ってきた。
1泊2日の旅程。

上の写真はブルックリンからの夜景。すごく綺麗だが、数年前なら左端にWTC(ワールド・トレード・センター)が威容を誇っていた。
どれほどかというと、この写真の左端の一番高いビルの2倍位の高さに見えたらしい。
うーん、見たかった。


朝7時にボストン・ローガン空港から、ニューヨークのラガーディア空港へ。
ラガーディアはUS国内線用の空港で、ちょっと辺鄙なところにある。
シャトルバスでマンハッタンへ向かったのだが、道すがら見える景色は「本当にここはニューヨークなのか?」というぐらい、何の特色もない、極めて普通なところだった。
ニューヨークもマンハッタンから離れると、普通のUSの一都市だなと感じた。

国際空港のJFK空港からマンハッタンへ向かう場合は、また違ったイメージなのかもしれない。

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まず向かったのが、世界三大美術館のメトロポリタン美術館。
エジプトの神殿がそのまま移築されている。
絵画の方は写真が撮れなかったが、ピカソ、ダリ、シャガール、ゴーギャン等など、さすがにボストンとは一味違う収蔵だった。
ただ、この美術館大きすぎ。1点を1分掛けて見ると、全部見るのに13年掛かるのだそうだ。
今回3時間回ったのだが、正直1/10も見ていない。次?の時の楽しみに取っておこう。

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美術館から歩いて地下鉄の駅へ向かう。ニューヨークといっても、中心街から離れるとこのとおり、古い町並みが連なり、ボストンのダウンタウンと変わりない。
ニューヨークも新しいビルと古い建物が混在し、独特の雰囲気を醸し出しているが、この雰囲気はボストンに似たものがあると思った。まぁ、ビルの高さと街の大きさは全然違うが。

地下鉄でマンハッタンを南下。バッテリー公園に到着。
ここでブラブラしていると!


(クリックで拡大)

おぉ!自由の女神ではないですか!
港の入り口に向かってたたずむ姿。神々しい!

このバッテリー公園は、高層ビルが多く立ち並んでおり見栄えが良いところでもある。
見ての通り、抜けるような青い空。一日目は本当に天気が良かった。

さっそくブルックリン・ブリッジ、自由の女神の周辺を50分掛けて周遊するツアー・ボートに搭乗。


(クリックで拡大)

ブルックリン・ブリッジ。いい味出してますね。この古さがたまらない。

さて、次はメインの自由の女神!


(クリックで拡大)

言ってしまえば、単なる銅錆びまみれの緑色の像なのだが・・・・ホント凄まじい存在感。
移民がニューヨークに入港する際、一番最初に目にするのがコレ。
自由の女神は英語で"Statue of Liberty"と書くが、自由は自由でもFreeではなくLibertyを使っている。Libertyは「解放されて自由になる」という意味を含み、「何でもかんでも自由に」のFreeとは意味合いが異なる。ヨーロッパで迫害を受けた人種が、アメリカで解放されるという意味を含んでおり、当時の歴史が偲ばれる。

もう一つ。"Statue of Liberty"のどこにも「女神」という言葉は無い。日本人が勝手に付けたらしい。


(クリックで拡大)

ニューヨークのビルで忘れてはならないのが、エンパイア・ステート・ビル。
ビル群からちょっと離れた位置にニョッキリ建ってました。
右は真下から。東京タワーより高い、443メートル。
実は、泊まったホテルのすぐそばに建っていたのだが、気づかなかった。
周りの建物もそれなりに高くて、近くに居ればいるほどこのビルは気づきづらい。
ここは、後で夜景を見るために再度訪れる。

さて、腹が空いた。晩飯だ。
マンハッタンを離れ、ブルックリンへ移動してイタリアン・レストランへ。
うひゃー!ベスト・ロケーション。窓際の一番良いところへ案内されてしまった。


(クリックで拡大)

左はレストランの窓から。こりゃ、絶景だ!
右は、船着場に移動して写真撮影。綺麗すぎる!海に反射する光りも絶妙!ホントに自分で撮ったんだよ!
一番最初の写真もそうだが、絵葉書の写真をそのまま引っ張ってきたのではないかと思われるぐらい、うまく撮影できた。こういうときは、やっぱり一眼レフは強い。

それと、この船着場、日本人が沢山いました。
アメリカに住んでいると、日本人かな?と思っても一応英語で話しかける。日本人でもアメリカ生まれは、当然日本語が話せない人が多いし、また実は単なるアジア系の人で、見かけは日本人っぽくても、日本人ではない場合も多い。
みんなそう考えているので、ボストンで日本人と会っても一言目は英語になる場合が多い。
しかし、ここでは多くの日本人から、突然「すみませーん、写真撮ってもらえませんか?」と一声目から日本語で話しかけられた。
そうだよなぁ、コレが普通だよな。と、妙に新鮮な気分になった。

さて、お次はエンパイア・ステート・ビルからの夜景だ!
午後9時に到着。しかし・・・・・展望台、なんと90分~120分待ち!
???ディズニーのアトラクションじゃないんだからさ・・・・ここまで来たら並ぶしかない。

しかし、こんな時間なのに中学生なのか高校生なのか沢山いる(米国人は歳が分からん)。
後ろにいた高校生?の女の子連中が暇そうにしてて、ちょっかいを掛けてくる(いや、俺が掛けたんじゃないよ!)。色々喋ったが、日本と同じで、若い女の子の考えには付いていけない。キャーキャーぶっ飛びすぎ。
日本の5円玉を渡したら、たいそう喜んでいた。穴の開いたコインは不思議なようだ。「何のための穴?」「知るか!」
確かに、どういった理由で穴が開けられたのだろう・・・・考えたことも無かった。
ニューヨークで5円玉の穴の意味を考える。

他にも、突然横にやってきた兄ちゃん。「俺アレックスっていうんだ。俳優やってるんだ。よろしく」「俳優? ブロードウェーの?!」「そうさ!」
おいおい嘘だろう・・・

という感じで、なんだかんだで、86階の展望台に着いたのは10時45分。いやぁーやっと着いた。

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ここも綺麗だなぁ。東京の夜景も綺麗なんだろうけど、ここはニューヨーク。ありがたみが違う(笑)。

事前に、どこから何が見えるか頭に入れておいたのだが、何故か役に立った。
どういうわけか、あの橋はなんだ?あのビルはなんだ?と聞いてくる、米国人のおばさんがいる。
おれは、ガイドじゃねぇーぞ。ちゃんと全部答えられたけど。

というわけで、ホテルに帰ってきたのは12時を回っていた。
いやぁー疲れた。バタンキューだ。

さて、明日も色々回るぞ!

投稿者 abeshin : 09:45 | コメント (0)